共に生きる家
住宅
松本市
2006年
薪ストーブ, 吹抜け
隣地には生まれ育った母屋や土蔵があり、敷地全体を考えた配置計画からのスタートだった。
生活の中心となる居間を要として、1~2階がおおらかにつながっていることにより、どこにいても人の気配を感じながら暮らしていけるゾーニングになっている。
2階はプライベートなゾーンではあるが、子供の成長に応じてフレキシブルに使い分けられる。
また、OMソーラーを導入している。これは単なる設備ではなくて、建築と一体となった技術であって「熱と空気をデザインする技術」とも言われている。太陽、風、気温、湿度はどれをとっても環境に対してプラスに働くこともマイナスに働くこともあり、決して一方だけではない。
その矛盾を建築的に解決してうまく取り込んでいくことは、これからの温熱環境を考えていく上で大切なことだと思う。