カウンターに集う家
住宅
軽井沢町
2009年
薪ストーブ, 吹抜け, 外壁板張り
設計は台所・食堂・居間のあり方を考えることから始まり、キッチンとダイニングテーブルの両機能を兼ねた大きな製作家具がドンと据わることになった。それは建物の南北幅をフルに使うレイアウトで、どの場所からも外の景色を楽しむことができ、家族皆がそこに集う。料理をして食事をするだけでなく、その他の日常行為の多くがその場で営まれる。お茶を飲む、本を読む、パソコンを使う、子供が勉強をする、人を招く、ゆっくり休む、ボーっとする、小さなテレビを見る、お酒を飲む、仕事のことを考えながら居眠りをするかもしれない。
新しい発想に基づく家族のふれあいの場・寛ぎの場が創られた。
2階の個室群は、屋根勾配がそのまま内部空間を形成していて高さの変化に富んでいる。