片流れのコートハウス
住宅
佐久市
2009年
ガレージ, コートハウス
敷地の二面が接道していること、道路面に緩やかな傾斜があること、二階からは北方向に遠く浅間山が見えること、南側隣地には将来家が建つことが予想されること、二台分のガレージを設けることなどの条件から、敷地をどのように使うかの検討をしながら基本設計が始まった。
ガレージの位置をどこに置くのかによって動線計画は大きく異なり、必要な空間の位置関係には何パターンかの可能性が考えられた。
そして基本設計の終盤では、
①リビング、ゲストルーム、ガレージによって囲まれた”中庭”をもつコートハウス型であること
②通りからの建物の見え方に配慮するため階高を極力低くおさえ、二階部分の屋根をシンプルな片流れにすること、を強く意識して最終形へと発展していった。