傾斜する家
住宅
松本市
2010年
薪ストーブ, スキップフロアー, 吹抜け
「傾斜する」というキーワードには3つの意味があった。
ひとつは、自然に恵まれた周辺の地形が緩やかに傾斜していること。
ふたつめは、建物の外壁ラインが地面に対して垂直でなく少し傾斜していること。
3つ目は、内部空間が1階のDK~中二階レベルの居間~2階の個室群へと斜めにつながる一体空間になっていること。
そして検討要素として、スキップする床レベルの設定、風景を切り取るイメージの開口部の位置と大きさ、開放的な階段のあり方。これらの関係性によって家の中のどの場所にいても、いろいろな角度から庭を見下ろしたり遠くの山並みを望むことができることになった。