黒壁の家
住宅
松本市
2011年
内部に貫く斜めの黒い壁、その壁の前後で個と共用の場が転換する。
敷地は新しく造成された住宅地への入口にあたり、クルマや道行く人からよく見える場所です。
外壁の板張り、そして室内を貫く象徴的な斜めの壁は共に黒。正確には真っ黒ではなくて微妙な色合いを出すために調合をしています。
基本設計の段階では、内外の壁のもつ役割、壁と開口部とのバランス、色彩についても検討を重ね、プランがどんどんシンプルな方向へと進化して最終案に至りました。暮らし方をデザインすることから生まれた空間です。