浮くリビングの家
住宅
松本市
2017年
ガレージ
設計から竣工までのプロセスをブログでご紹介しています。
④ 竣工 ブログへ
③ 上棟 ブログへ
② 着工 ブログへ
① 設計完了 ブログへ
新しく造成された住宅地の中で、いわゆる「旗竿状の敷地」での新築計画でした。
周辺には、すでに家が建っている敷地と、まだ建っていない敷地がありましたが、近い将来すべての敷地に家が建ち並ぶことを予測し、それを前提にプランの検討をしました。2つの明快なコンセプトに基づいて空間が構成さています。
①ピロティー
クルマ2台を屋根の下に置いて、敷地内にクルマのターンスペース(来客用の駐車場所)を確保したい。そのためにピロティーをつくり玄関ポーチも兼ねています。幅4間(7200㎜)の柱のない軒下空間と、その外にあるクルマのターンスペースがつながる事により、敷地内へのクルマの出入りを前進状態で行えるようにしました。
②コの字型の平面形状
2階の生活空間から外を眺めた場合に、できるだけ近隣の家が気にならない室内環境をつくりたい。そのために平面形状をコの字型にして、その要の部分にリビングを据えています。リビングの両端に、南に向かってウイング状に伸びる外壁があることで、視線の広がり方を制御しています。