型枠とPコンの割り付け
先日の設計打ち合わせの時に、設計実例として施主さんに見ていただいた写真をご紹介します。
階段の踏み板、そしてテレビ台や本棚を、コンクリートの片持ちスラブで造りました。
RC造の建築を外断熱にすることにより、室内側をコンクリート打ち放し仕上げにすることができます。
その場合は、型枠とPコンのピッチを決める「割り付け」が重要で気をつかいます。
写真の住宅は、型枠は1800×900の横使い、Pコンは横方向600ピッチ、縦方向450ピッチで割りました。
ちなみにPコン(ピーコン)とは、内外の型枠を保持するための部材。コンクリート打ち放しの壁によく見られる「あの丸い模様」のようなものは、Pコンを取り除いた後に残る丸い穴です。
そのPコン跡をどう見せるか。モルタルで埋めることが一般的ですが、私は、室内側は穴をあえて残しています。素のままであるというデザイン性と共に、物が掛けられてとても便利です。
設計中の施主さんとは、カウンターをコンクリートで造るかどうか、厚みはどこまで薄くできるかの検討をしました。
4月に着工する室内側が打ち放し仕上げになる住宅は、型枠とPコンの割り付けの検討を、すでに終えています。現場監督さんが施工図作成など早い対応をしてくれていて助かります。
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